平衡機能検査
2013/08/25更新
体のふらつきや偏りをみて、平衡を保つ機能がどのくらい障害されているか調べます。
重心動揺検査
重心動揺計の上に乗り、重心の動きをコンピュータで記録し、その変動パターンを解析します。平衡機能障害の程度や、障害の原因が内耳にあるのか、脳や中枢神経にあるのかの見当がつきます。目を開いた状態と閉じた状態で調べます。
直立検査・片足立ち検査
両足で1分間、片足で1分間直立し、体のふらつきを確認します。目を開いた状態と閉じた状態で調べます。
目を閉じると、視力によるバランスを保つための情報がなくなるため、ふらつきが大きくなりがちです。
書字検査
目を開けて文字を書いた後、目を隠して同じ文字を書きます。目を開いた時と比べて、どのくらい文字の乱れがあるかをみます。
歩行検査
まっすぐ前に歩いて、ふらつきや偏りをみる検査です。目を開いた状態と閉じた状態で調べます。
足踏み検査
目を閉じて両腕を前に伸ばした状態で50歩足踏みします。かたよりの程度をみる検査です。平衡機能が低いと、同じところにいるつもりでも、前後左右に大きく動いてしまいます。
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