めまいの症状・原因・治療

薬が原因のめまい

2012/05/15更新

 薬が原因でめまいを起こすことがあります。
 薬の副作用でめまいを起こしたり、薬を常用することでめまいを起こしたりします。それぞれについて紹介します。

 

このページでは薬が原因で起こるめまいについて記載しています。
めまいで使用する薬はこちらで紹介しています。=>めまいの薬

薬の副作用でおこるめまい

 薬の副作用でめまいが起こることがあります。

 

 めまいの原因となる薬の例を紹介します。

めまいの起こり方 原因となる薬
脳、内耳循環不全によってめまいが起こる

降圧薬
カルシウム拮抗薬・血管拡張薬
高脂血症治療薬
利尿薬

難聴を伴う内耳障害によりめまいが起こる

抗菌薬
抗腫瘍薬
ループ利尿薬
サリチル酸系薬物

中枢神経の働きが抑圧されてめまいが起こる

抗てんかん薬
抗うつ薬
鎮静剤
筋弛緩剤
高不安薬
睡眠薬
抗不整脈薬
抗アレルギー薬
抗腫瘍薬
非ステロイド系消炎鎮痛薬

 

 複数の薬を服用している場合は、めまいの原因となっていないかを考慮する必要があります。
 めまいの原因が薬に有る場合、医師の診断のもと、服薬の中止・休止・減薬や薬の変更によって症状が改善することもあります。

薬の常用によるめまい

 次のような薬を常用している方は、気づかぬうちに消化管出血を起こしていて、貧血になっていることがあります。その貧血が原因でめまいを起こします。

  • 腰痛、関節痛などで、鎮痛薬を常用している方
  • 脳梗塞の再発予防などで、抗血小板薬や抗凝固薬を常用している方

 

 定期的なチェックを受け、貧血の予防をするとよいでしょう。

 

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