めまいの症状・原因・治療

　４０代の終わり頃から頻繁にめまいを起こすようになったのですが、年齢的なものだろうと考えて、ほったらかしにしていました。数年前に腰痛の悪化が原因で仕事を退職してからは専業主婦になっていたため、定期的な健康診断などは一切受けていませんでした。毎年、市役所から主婦検診の案内が送られてきていましたが、もともと病院があまり好きではなかったので、受診していませんでした。でも、今から考えると、真面目に主婦検診を受けておけばよかったと少し後悔しています。

　上述したように、４０代の終わり頃から頻繁にめまいを起こすようになり、５０代に入ってからはその症状がひどくなりました。お風呂から出ようとした瞬間にグラッとめまいを感じてひっくり返りそうになったり、食器を持って立ち上がった瞬間にめまいを起こして食器を壊してしまうようなことが頻繁に起こるようになったので、さすがにこれは普通の状態じゃないと考えて、病院を受診してみる気になりました。

　病院へ行って医師に症状を説明したところ、とりあえず血液検査をしてみましょうということになりました。採取した血液成分を検査してもらったら、ヘモグロビンの数値がビックリするほど低くなっていました。他の検査も一通りしてもらいましたが、特に異常は見当たらなかったので、貧血が原因のめまいだという診断になりました。

　実は私は子宮筋腫を抱えており、結構頻繁に不正出血を起こします。時々婦人科で診察してもらっているのですが、良性の筋腫だということで切らずにそのままにしています。そのことを医師に話したら、多分そのせいで貧血状態に陥っているのだろうと言われました。

　改めて考えてみると、ここ数年は、めまいだけではなく、動悸や息切れの症状もひどくなっています。素人判断で単なる更年期障害だろうと考えていたのですが、それらの症状も貧血が原因で起こっていたようです。現在は、鉄剤の内服による治療を受けています。鉄剤を服用するようになってから、めまいが全然起こらなくなったので、ホッと一安心しています。